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コラム

第5目 起業で役立つインターネット広告(リスティング広告・Google検索広告編)

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【第4回】Google動的検索広告(DSA)とは?仕組み・通常広告との違い・活用ポイントを解説

こんにちは!弊社では、起業後の中小企業・個人事業主の皆さまに向けて、集客支援や補助金申請サポートを行っております。

今回は、Google検索広告の中でも注目されている「動的検索広告(DSA)」について、実務的な視点から解説していきます。通常の検索広告との違いや、向いている業種、運用時の注意点など、初めての方にもわかりやすくお伝えします。

目次

  1. Google検索広告の基本
  2. 通常のGoogle検索広告とは
  3. Google動的検索広告(DSA)とは
  4. 通常広告とDSAの使い分け
  5. よくあるご質問(FAQ)
  6. お問い合わせ

Google検索広告の基本

Google広告には検索広告とディスプレイ広告の2種類がありますが、その中でも「検索広告」は、ユーザーが特定のキーワードで検索を行った際に表示される広告のことを指します。主に購買意欲が高いユーザーへの直接アプローチが可能な手法として、多くの業種で活用されています。

検索広告は、大きく分けて「通常検索広告(キーワード設定型)」と「動的検索広告(DSA)」の2種類に分類されます。前者は広告主がキーワードや広告文を手動で設定するのに対し、後者はGoogleが自動的にキーワードを抽出・広告文を生成して配信する仕組みです。

どちらも検索連動型の広告である点は共通ですが、運用方法や活用できるシーンが異なるため、使い分けが重要になります。

通常のGoogle検索広告とは

通常のGoogle検索広告は、広告主が自ら選定したキーワードに対して広告文(見出し、説明文、URLなど)を設定し、表示させるものです。つまり、狙いたい検索語句を自ら設定し、それに応じた内容で訴求する広告です。

この方法の強みは「広告主の意図を正確に反映できる」ことです。たとえば「起業 補助金」と検索した人には「最大200万円の補助金サポート」といった具体的な広告文を表示することで、高い訴求力が得られます。

ただし、運用開始後には一定期間モニタリングし、キーワードの成果や広告文のクリック率などを分析する必要があります。反応の良いキーワードを強化し、成果の出ないキーワードは除外するなど、継続的な「最適化」が成果を左右します。

また、否定キーワードの設定や、広告表示オプションの活用など、細かな設定にも知識が必要となります。慣れないうちは、効果が出ないまま広告費だけが消化されるリスクもあるため、専門家への相談や代行の活用が効果的です。

Google動的検索広告(DSA)とは

一方、Google動的検索広告(DSA)は、キーワードの設定を広告主が行うのではなく、Googleがホームページの内容を自動的に読み取り、適切な検索キーワードと広告見出し・リンク先を自動生成してくれる仕組みです。

この仕組みの最大のメリットは「手間をかけずに広範囲な検索に対応できること」です。特に商品数やサービスメニューが多いサイト(例:ECサイト、不動産会社、観光業など)では、すべてのページに個別に広告を出すのは現実的ではありません。そうしたケースで、DSAは非常に有効な選択肢となります。

具体的には、Googleがクロールしたサイト内のページ内容から検索キーワード候補を抽出し、ユーザーの検索意図にマッチしたページをリンク先として表示します。そのため、通常広告では網羅しきれないニッチな検索語句にも反応できるという利点があります。

ただし、完全に自動生成されるため、広告文の内容や見出しが意図と異なる場合もあります。そのため、ブランドイメージやトーン&マナーを重視するビジネスには不向きな場合もあります。説明文部分だけは自分で設定できるため、そこに訴求メッセージをしっかり記載することがポイントです。

また、除外URLや除外キーワード設定も可能ですので、意図しないページの表示や、不適切な検索語句での配信を防ぐための工夫が必要です。

通常広告とDSAの使い分け

では、通常検索広告とDSAはどのように使い分けるべきなのでしょうか。以下にそれぞれの特徴を整理してみましょう:

項目 通常検索広告 動的検索広告(DSA)
設定の自由度 高い(すべて手動で設定) 低い(自動生成)
作業負担 中〜高
適した業種 限定的な商品やサービス 商品数・ページ数が多いサイト
広告文のコントロール 可能 制限あり(見出しは自動)
最適な運用 定期的な調整・改善が必要 広範囲な網羅と自動化に向いている

結論としては、「重点的に訴求したい商材は通常検索広告で丁寧に設計し、それ以外の網羅的な集客はDSAでカバーする」というハイブリッド運用が最適です。実際、多くの企業や個人事業主の方々がこの戦略を取り入れています。

よくあるご質問(FAQ)

Q. DSAの広告文はどこまで自動ですか?
A. 見出しとリンク先はGoogleが自動生成します。説明文部分は自分で設定可能です。
Q. DSAは成果が出やすい広告ですか?
A. 商品数が多いサイト、更新頻度の高いサイトでは高い成果が出る傾向にあります。自社の商品ページが充実していることが前提です。
Q. 通常広告と併用する意味はありますか?
A. はい、特定の商品を強化したい場合は通常広告、その他はDSAと使い分けることで、効率的に集客できます。
Q. 自社サイトの構造が悪くてもDSAは使えますか?
A. サイト構造が分かりづらい場合、Googleが正しくページ内容を把握できないことがあります。事前に構造改善を行うか、DSAと併せて通常広告も検討しましょう。

お問い合わせ

Google検索広告(通常・DSA)について、導入・改善・補助金活用を含めたご相談がございましたら、ぜひ弊社V-Spiritsまでお気軽にご連絡ください。

「何から始めればよいかわからない」という方でも、丁寧にヒアリングを行い、目標に合わせた最適な広告戦略をご提案させていただきます。

次回は「広告の効果測定と改善ポイント」について解説予定です。引き続きどうぞご期待ください!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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